【結婚式豆知識】ブーケって何故投げるの!?
日本では第二次世界大戦が終了した1960年代頃から、西洋式の結婚式が主流となってきました。
それに伴って、ブーケトスが徐々に広まっていったのですが元々はどのような意味があるのでしょうか。
一般的にはブーケを受け取った女性が未婚である場合、
次に結婚をすることができるという縁起が良い意味で使われてきましたが、
この発想は日本国内での話です。
そこで、ブーケを投げる本当の意味について、詳しくご紹介していくことにします。
ブーケを投げるという習慣は、欧米では古くから行われてきました。
しかし、最初からブーケを投げていたわけではありません。
またブーケを受け取った未婚の女性が、次に結婚をするという意味もありませんでした。
国や地域によって若干意味が違うのですが、ヨーロッパでは幸せをお裾わけしてもらうという考え方から
ブーケの花を奪い取ったり、新婦が身につけているリボンやドレスの裾をちぎるということをしていたのです。
ということは、日本とは違って新婦が周りの人に対して幸せをお裾わけするという発想はなかったということですね。
ちなみにイギリスでは、ドレスをちぎられたり花をもぎ取られることから身を守るために、
ブーケを投げたという話が残っています。
一番日本の発想に近いのは、アメリカですね。
新婦が自らブーケの中に指輪を隠して投げたという逸話が残っており、
そのブーケを受け取った女性は次に結婚することができるという意味合いを持たせていました。
このようにブーケを投げる理由は、各国の考え方や習慣によって全く違うということになりそうです。
ちなみに、最近はブーケを投げる習慣が無くなりつつあるといわれています。
ブーケトスを快く思わない、独身女性が増えてきているからです。
近年は晩婚化が進んだこともあり、30代から40代になってから結婚する女性が増えてきました。
そのためか、若い女性に混ざってブーケトスに参加することに抵抗を感じてしまうことが少なくないのです。
ですから、できるだけブーケトスのような演出がない結婚式を望む女性が増えてきているということですね。
以上のことから、近い将来結婚式からブーケトスが無くなる可能性は十分にあるでしょう。