【結婚式豆知識】フラワーシャワーにも意味がある?
和式の結婚式よりも洋式の結婚式が増えてきたことから、
今まで日本にはなかった様々な習慣が取り入れられるようになりました。
その中の1つにフラワーシャワーがあります。
フラワーシャワーとは、新郎と新婦が挙式を終えて退場する際や、
教会の外へ出てきた際に花びらを撒く演出のことを指しますが、
元々どのような意味があるのでしょうか。
祝福の為に撒くということは分かるものの、
本来の意味を理解せずになんとなく縁起が良さそうだから撒いていたというのが本音ですよね。
実は、幸せな二人のことを嫉妬する悪魔や、悪い運気、振りかかろうとする
災いから守るために、魔よけとして花びらを撒くという意味合いがあるのです。
もちろん、祝福のために花びらを撒くという考え方も間違ってはいないのですが、
単なるセレモニーの一環ではないということですね。
ちなみに、撒き散らすのは花びらのみということではありません。
シャボン玉であったり、お米、羽、キャンディーなど他にも様々な演出方法があります。
例えばお米の場合は、子孫繁栄という願いが込められていますし、
羽の場合は邪気を払うためという花びらと同様の意味合いが込められているのです。
ただし、シャボン玉を使用するバブルシャワーについては、
後片付けが簡単だからということで用いられるようになったため、
祝福の為に取り入れられたものの由来となる意味合いは特にありません。
お祝いの意味も兼ねて出席者がシャボン玉を吹くこともありますし、
機械でシャボン玉を飛ばすことも珍しくないでしょう。
また片付けという面で見てみると、日本の場合は造花を使用するケースが多く、
挙式を行う場所によってはフラワーシャワー自体を禁止するところも増えてきました。
そうなるとちょっぴり寂しい気もしますが、だからこそ片付ける手間が掛らない
バブルシャワーのような演出が、これから増えていくかもしれませんね。
このように、何気なく参加してしまう結婚式の演出1つひとつにも、
新郎と新婦の幸せを願う様々な意味合いがあることが分かります。
これらのちょっとしたマメ知識を知っておくと、結婚式に対する見方が変わるのではないでしょうか?