結婚指輪のエピソードその２＜優しい彼が頑張ってくれた＞

結婚指輪で迷っていると

彼との結婚が決まり、婚約指輪は買わないことにしていたものですから、二人で結婚指輪を買いに行くことになりました。

だけど、男の人って指輪にあまり興味がないらしく、彼は婚約指輪と結婚指輪の違いも知らない有様で、店員さんに失笑されていました。

 

そんな状態なので、もう彼は指輪選びに参加することはあきらめてぶらぶらしていました。

 

私は、婚約指輪を買わないので、結婚指輪はささやかでもダイヤモンドが輝くものが良いと考え、
エタニティリングにしようと思っていたけれど、店員さんが出してくれたものを実際に見てみるとかなり大げさで、その後の使い道に困ってしまいそうなデザインでした。

 

でも、あまり時間をかけて迷ってしまうと彼に悪いかな、と思っていると彼が近寄ってきて、

 

「一生のものなんだから、しっかり時間をかけて選ぶといいよ。俺は分からないから好きなものを選んで」

 

と言ってくれました。

 

彼は少し抜けているところもあるけれど、こういう大らかなところが好きなのです。

 

とても気に入った指輪が…

そこで、丁寧に時間をかけて色々なお店を見て周っていると、本当に可愛らしいハーフエタニティリングが眼に入りました。

 

指にはめてみるとすごくしっくりした感じがします。
ちょっとしたお出かけなどにもこれなら大げさ過ぎずにおしゃれに使えそうだな、と思ってすぐに気に入りました。

 

実際に指にはめてみるとかなり印象が変わって見えるものなんですね。

 

大らかで頼りになる彼の一言で

だけど、問題はそのお値段です。

これからの生活もあるし、そんなに高い結婚指輪を買う必要もないだろう、と思っていた私は
だいたい20万円ぐらいのものかな、と思っていたのですが、その指輪は倍額以上するのです。

 

その指輪の前で悩んで立ち尽くしてしまった私に、彼がもう一回

 

「一生に一度のものだから本当に気に入ったものを買おう！」

 

と言ってくれました。

 

その時は彼がすごく頼もしく思えて嬉しかったです。
結構頑張ってくれたので、一生使える気に入った結婚指輪が手に入りました。